3週間で米国企業と商談をまとめる?
HOME > 英語に関するコピーライティング > 3週間で米国企業と商談をまとめる?
英語に関する秀逸なコピーライティング文章
木坂健宣さんの書いた英語教材に関するコピーです。
3週間で米国企業と商談をまとめる?
この話に関連しますが、かつて僕が経験した面白い話があります。
もう数年も前になりますが、ある会合で、中国人のビジネスマンと少しだけ話す機会がありました。
彼は一昨日までアメリカにいて、A社(有名な米国系企業です)との巨大な(具体的な数字は教えてくれませんでしたが)商談をまとめてきたところだと鼻息も荒く話していたところでした。
ただ、お世辞にも、彼の英語はうまくないし、聞きやすくもないし、文法的にもめちゃくちゃ。
そこで僕は、少し皮肉をこめて
「おお、それはすごいですね。きっとたくさん英語を勉強されたんですね」
と言ってみました。
すると彼はこれを皮肉ではなく文字通りに取ったらしく、ややキレ気味に噛みついてきました。
曰く、
「当たり前だ!」
と。
「本国(中国)で3週間も勉強したんだ!!」
と。
一瞬僕は数字のリスニングを誤ったかと思いましたが、彼は確かに3週間と言ったのだったし、実際に「3週間も」と心から思っているようでした。
その時僕は予備校で英語を教えていましたが、この一言で、ある種の悟りというか、今まで開いていなかった扉が開いたような感覚を得たものです。
「そうか、そういうことか」
と。
僕はずっと、英語のようなシンプルな言語を、どうして一生懸命学んでいる生徒たちが一向に苦手なままなのだろうと不思議に思っていましたが、この体験により、ひとつの重要なヒントを得たわけです。
2011/07 英語セミナーの案内PDFより引用
え?そんな短い期間で英語ができるようになるの?
英語は何年もかけてじっくりマスターするものと誰もが思っています。世間の本などでは「1ヶ月で英語をマスター」という類のものがあっても、実際にそれを本気で信じる人はいないでしょう。
でも、「彼の英語はうまくないし、聞きやすくもないし、文法的にもめちゃくちゃ」だけど大きな商談をまとめた、という人の「ストーリー」にすることで、3週間で英語で商談ができるようになるということが現実味を帯びてきます。(※これは木坂さんの意見ではなく個人的な感想です)
ネットビジネス大百科のコピーライティング(セールスレター)のパートを担当しただけあって、木坂さんの文章は非常に参考になります。
>> 次へ(英語学習で必要なこと)
>> 英語に関するコピー一覧に戻る
>> コピーライティングカテゴリに戻る
>> トップページに戻る