背が小さい、言葉が遅い、歩き始めが遅い、成長が遅い、卒乳が遅い、おむつが取れない、人見知りが激しい・・・
「育児書では、もうできてもいい時期なのに」
「同じ時期に産まれたあの子はもう歩いてるのに」
「少し遅く産まれたあの子ももう話してるのに」
育児をしていて他の子と比べて気になることはいろいろあると思いますが、小さいうちのことは後からいくらでも取り返せます。
そこで親が変に心配して、子どもに思い込みや劣等感を抱かせないようにしてくださいね。
優劣で比べることに意味はない
他の子と比べるのは、参考にするというのはいいことです。しかし、子供同士を優劣で比べることに意味はありません。
成長スピードの違いもあるし、親がどういう関わりをしてきたかの違いも大きいです。
よく話しかけたほうが言葉も早いし、いろんな人と関わる子のほうが人見知りもしにくくなります(それでも人見知りの時期はあります)。背の高さは中学生くらいで急に伸びる子もいるので身長が止まるまではわかりません。
自分の子と他の子を比べるのではなく、成長の早い子の親がどういう関わりをしているかを聞いて、子どもとの関わり方の参考にするのは良いと思います。
小さいうちのことは後からいくらでも取り返せる
最初にも言いましたが、小さいうちのことは後からいくらでも取り返せます。
幼児教育などは小さいうちは「すごい子」みたいになりますが、あれは多くの場合は「普通は小学生くらいでできることが幼稚園でできたらすごいよね」というもの。小学生の高学年くらいになるとみんな追いついてきて、「幼稚園のあの頃はなんだったんだろう」というように、もう普通になっている子も多いようです。
幼児教育の良し悪しではなく、自信をつけさせる、成功体験を積ませるなど、その後の親の関わり方のほうが大事ですね。子供だけ頑張らせて親が成長しないと、結局追いつかれて小さい頃だけスターでおしまいというケースが多いようです。
あまり焦っていろいろ早く覚えさせようとする必要はありません。子どもの自然なペースに合わせてあげて、親はあくまでそのサポートに徹しましょう。そして親自身が成長するようにしましょう。
小さいうちにスタートダッシュするより、親が良い関わり方を長く続けてあげることのほうが大事ですよ。