「働くお母さんたちは、出かける前に8秒間抱きしめてあげなさい」
ソニーの創業者・井深大の言葉です。働く妻はもちろん、子供たちだって保育園に行って働いているようなものです。そこで、妻と私で子供たちを抱きしめる、スキンシップをとるようにしました。
私は男性35歳、結婚8年目で同い年の妻がいます。
我が家は共働きで二人の子供がいます。 どちらも小学生未満の保育園に通わせています。 普段から私は妻に対して、子供のことを何よりも優先してくれ、とお願いしています。
晩御飯の準備や洗濯物などやらなくてはいけない家事があるのは理解しつつも、例えば、子供が抱っこしてほしいと言えば、家事の手を止めてでも、極力それに応えてほしい、という思いからお願いしていました。
妻は分かっている、と理解は示してくれるものの、日々の家事に追われていることや、仕事のストレスから、子供に対してヒステリックになっている時を目撃することもしばしばありました。
「もう少し優しく・・・」とか「そんな言い方しなくても・・・」など、制しようとしても、じゃああなたが全部やれば良いじゃないか、というような感じで、火に油を注ぐようなことになってしまします。
平日は私も定時で帰れることが少なく、すべて任せっきりにしていることもあり、そう思う妻の気持ちも仕方がないものだと理解はできるのですが、とはいえそれを子供が理解できるわけはなく、どうしたものかと考えながら子育てに関するネットサーフィン中に何気なく見つけたのがこのサイトの格言でした。
ItMamaというサイトの「どんな人の心にもズドンと響く「子育ての名言」10個」という記事の中の、「働くお母さんたちは、出かける前に8秒間抱きしめてあげなさい」というソニーの創業者・井深大の言葉です。
子供たちも親と同様、保育園というコミュニティーという中で日々戦ってくれています。 なので、帰宅すればわざと泣いてみたり、甘えてみたりすることも多々あります。
ということをもう一度妻に説明し、このサイトの記事にあるように、イライラすることもあることは理解できる、ヒステリックになってしまうことも理解できる、という立場にたった上で、その分子供とのスキンシップをとってくれ、とお願いしました。
妻だけでなく、これは私自身も含めて意識的に二人で取り組もうと決めました。
日々の生活に追われていたためか、あらためて子供をずっと抱きしめたり、なんてことをしていなかったなと、二人で反省もしました。
毎日ではなくとも意識的にスキンシップを取ろうということで実践してからというもの、目に見えてなにかが劇的に変わったということはありませんが、少し親と子供たちとの間で信頼関係がより強くなったように感じます。
妻が私の提案を聞き入れてくれて、なおかつ一緒に実践してくれたからこそ実現できたことだと感じます。
これから子供が生まれて親になるという夫婦の方、子育てと家事の両立、子育てと仕事の両立などで悩んでいる夫婦の方、愛情は、言葉よりも行動が一番です。