旦那にイライラする毎日
「なんで私ばっかり…」
「どうして手伝ってくれないの…?」
子育てに追われ、家事もこなしながら、旦那が何もしてくれないとイライラしてしまう。そして、イライラしているから怒りの矛先が子供にも向いてしまう。そんなことありませんか?
最初は優しかったのに、気づけば「もうちょっと〇〇してくれたらいいのに…」と不満ばかり。言っても変わらない、でも言わないとモヤモヤする…。そんな負のループにハマっている人も多いです。
実は、このイライラの根本には「ある意外な気持ち」が隠れています。そして、その気持ちを理解するだけで、不思議と旦那へのイライラが減り、気持ちがラクになるんです。
さらに、それが減ると子育てまでもが楽に。なぜなら、ママのイライラは子供にも伝わってしまうから。逆に、ママが心から落ち着いていると、子供ものびのびと育ちます。
この記事では、「旦那へのイライラの本当の原因」を知り、「どうしたらもっとラクに夫婦関係を築けるか」をわかりやすくお伝えします。
どうして旦那にイライラするの?

「私だってクタクタなのに、なんで気づかないの?」
「少しでいいから手伝ってくれればいいのに!」
「もっと優しくしてくれたら、こんなにイライラしないのに…」
育児や家事に追われるママにとって、旦那の態度や言動にモヤモヤすることは珍しくありません。最初は「ありがとう」と思えていたことも、気づけば「なんで私ばっかり?」に変わってしまうことも。
特に、「私の気持ちを分かってくれない」と感じると、余計にイライラが募りますよね。
例えば、こんなことはありませんか?
- 子供が泣いていてもスマホをいじっている旦那を見てムカッとする
- 仕事から帰ってきて疲れたアピールをされると、「こっちはもっと疲れてるのに…」と腹が立つ
- 頑張って家事をしていても「ありがとう」も「お疲れさま」もない
こうした不満が積もると、気づけば「私ばっかり頑張ってる」「なんでこんなに報われないの?」と、旦那に対する不満がどんどん膨らんでいきます。
でも、このイライラを生み出しているのは、本当に旦那の行動だけでしょうか?
旦那へのイライラ、本当はどこから来ている?
旦那へのイライラの原因は「私ばっかり大変だから」だと思いがちですが、心理学の観点から見ると実はもっと深いところに理由があります。
それは、「もっと私のことをわかってほしい」「もっと大事にしてほしい」という気持ち。
私たちは、幼いころから「誰かに愛されたい」「認められたい」と思いながら成長してきました。例えば、子供のころに「もっとお母さんに甘えたかった」「もっと褒めてほしかった」という記憶が、心の奥に眠っていることがあります。
もちろん、親の愛情が足りなかったわけではありません。でも、どんなに愛されて育っていても、「もっとこうしてほしかったな」という思いは、誰しも少なからず持っているもの。
その思いが大人になった今、「旦那」に向かうことがあります。
- 「もっと手伝ってほしい」 → 本当は「もっと私を気にかけてほしい」
- 「もっと優しくしてほしい」 → 本当は「疲れた私をねぎらってほしい」
- 「私ばっかり頑張ってる!」 → 本当は「私の努力を認めてほしい」
こうした感情が、無意識のうちに旦那に対する「期待」になり、その期待が裏切られると、イライラに変わるのです。
旦那にイライラしなくなると、子育ても一気にラクになる
ママのイライラは、子供にも伝わります。
子供はとても敏感で、ママがイライラしていると、それを感じ取ってしまいます。
例えば、旦那にイライラしているときに子供がわがままを言ったら、つい強く怒ってしまった…なんて経験はありませんか?
また、子供はママの表情や雰囲気を見て、**「ママ、怒ってるのかな?」「僕、何か悪いことしたのかな?」**と不安になります。
これが続くと、子供の性格や自己肯定感にも影響を与えてしまいます。
- 「ママが笑ってくれない…僕、ダメなのかな?」
- 「ママはいつもイライラしてる…話しかけないほうがいいのかな?」
- 「怒られないようにしなきゃ…」
こうした気持ちが積み重なると、子供は萎縮しやすくなったり、逆に気を引こうとしてわざと悪さをしたりすることもあります。
でも、ママが穏やかでいるだけで、子供は安心し、のびのび育ちます。だからこそ、まずはママ自身がラクになることが大事。
どうすればイライラを減らせる?
では、どうすれば旦那へのイライラを減らせるのでしょうか?
ポイントは、「自分が本当に求めているものは何か?」を知ること。
例えば、旦那に「もっと手伝ってよ!」とイライラしているとき、実は本当の気持ちは…?
- 「一人で頑張るのがつらい」
- 「労ってほしい」
- 「話を聞いてほしい」
この気持ちに気づくだけで、少しラクになりませんか?
さらに、イライラを感じたときは、次のように自分に問いかけてみてください。
- 「私は今、何を求めているんだろう?」
- 「本当はどうしてほしかったんだろう?」
- 「私が求めているのは、家事の手伝い? それとも、ねぎらいの言葉?」
この問いかけをするだけで、「なんで手伝ってくれないの!」ではなく、「ちょっとお願いしてもいい?」と、穏やかに頼めるようになるかもしれません。
反発を生まない言い方ができれば旦那の態度が変わる

不思議なことに、ママがイライラしなくなると、旦那の行動も変わることがあります。
これまで「手伝ってよ!」と怒っていたのに、落ち着いて「これお願いできる?」と伝えると、案外すんなりやってくれたりします。
また、ママが笑顔でいると、家庭全体の空気が変わります。すると、旦那も自然と「何か手伝おうかな」と思うようになることも。
つまり、イライラを減らすことは、ただ我慢するのではなく、夫婦の関係をより良くする第一歩でもあるのです。
これはあなたが悪いとかあなたの言い方が悪いということではなく、アドラー心理学などでもよくある「他人を変えることはできない、けど自分が変われば他人が変わる」ということの例の一つです。
まとめ:ママの心が変われば、家族みんながラクになる!
- 旦那へのイライラの根本は、「もっと愛してほしい」「もっと見てほしい」という気持ちから来ていることが多い。
- その気持ちを理解するだけで、イライラが自然と減ることもある。
- ママが穏やかでいると、子供ものびのび育ち、家庭の雰囲気も良くなる。
- 旦那の行動も変わりやすくなり、夫婦関係がラクになる。
「イライラしている自分が嫌だな…」と思ったら、まずは少し深呼吸。ママの気持ちがラクになることが、子供にとっても一番の幸せにつながりますよ。