抱っこ腰痛を防ぐ神対策!ママの体が楽になるボディメカニクスと体軸とは

子育て中ママの身体ケア

「子どもを抱き上げた瞬間、腰に鋭い痛みが走った…」

そんな経験はありませんか?子育て中の腰痛は決して珍しいものではありません。

成長とともに重くなる赤ちゃん、長時間の抱っこ、ベビーカーや自転車に乗せたり降ろしたり、おむつ替えの前かがみ姿勢、寝かしつけ時の中途半端な体勢…。子育てではこれらの積み重ねが腰痛の原因となっています。

子育ての喜びを感じるはずの日々が、痛みのせいで辛いものになってしまうのは悲しいことです。痛み止めに頼ったり、我慢したりしていませんか?

実は「体の使い方」を少し変えるだけで、腰への負担を劇的に減らし、子育ての身体的な疲労を大幅に軽減できる方法があります。それが「ボディメカニクス」と「体の軸」です。

これを知っているだけで子育てはかなり楽になりますよ。

ボディメカニクスって何?

ボディメカニクスとは、簡単に言うと「体に優しい動き方の工夫」です。

介護や看護の現場などで、介助する人の体を痛めないために使われる身体の使い方で、大人の患者さんを移動させる人の腰痛予防などで使われる技術なので、子育てでもかなり使えます

例えば、重い子どもを抱き上げるとき、腰を曲げてグッと持ち上げると腰を痛めやすいですよね。でも、腰を曲げずにヒザを曲げてしゃがみ、背筋をまっすぐにして脚の力で持ち上げると、不思議と楽に持ち上げられるし、腰も痛くなりません。

このようにどうすれば体に負担をかけずに動けるか」を考えて工夫した動き方がボディメカニクスです。

看護師さんや介護士さんなど重い大人の患者さんを持ち上げる現場でよく使われる技術ですが、実は子育て中の親にこそ必要な知恵なのです。

筋力に自信がなくても、体の仕組みを理解して正しく動けば、小柄なママでも大きな赤ちゃんを安全に抱っこできるんです。これは特別な運動ではなく、日常の動きを「ちょっと工夫する」だけのこと。でも、その小さな違いが腰痛予防に大きな差をもたらします。

どんな時に使えるの?

子育て中のママなら、こんな場面で活用できます:

  • 寝ている赤ちゃんをベッドから抱き上げるとき
  • 重くなってきた子どもを抱っこするとき
  • ベビーカーや自転車やチャイルドシートに子どもを乗せたり降ろしたりするとき
  • 沐浴やおむつ替えで腰を痛めないように
  • 床に散らばったおもちゃを片付けるとき

実は、こういった日常の何気ない動作の積み重ねが、ママの腰痛や肩こりの大きな原因になっているんです。

子育て中の親が体験した変化

「抱っこが楽になって、子育てが何倍も楽しくなりました」

2歳のお子さんがいる佐藤さん(仮名)は、抱っこの度に「また腰の痛みがくる恐怖」に悩まされていました。

「子どもが1歳を過ぎた頃から、抱き上げるたびに腰に痛みを感じるようになりました。特に疲れているときや、長時間抱っこすると痛みが強くなり、子どもとの外出も億劫になっていました。整形外科でもらった湿布や痛み止めが手放せない日々でした」

そんな佐藤さんが体の軸を整えてボディメカニクスを実践したところ、驚くべき変化がありました。

「体の軸を整える方法と正しい抱き上げ方を教えてもらい、毎朝と抱っこの前に実践するようにしました。すると、抱っこしても腰が痛くなくなったんです!腰に感じていた負担もほとんど感じなくなり、子どもとの外出も楽しめるようになりました。何より、腰の痛みを気にせず子どもと遊べるのが嬉しいです」

佐藤さんのような体験は他の親からも多数報告されています。

8か月の赤ちゃんを育てる28歳のお母さんは「授乳姿勢が安定して、肩こりが軽減した」と喜んでいます。また、3歳と1歳の兄弟を育てる35歳のお父さんは「両方同時に抱っこしても腰が痛くなくなった」と変化を語ります。

これらの改善は、体の軸を整えることでボディメカニクスの基本原則がより自然に実践できるようになるためと考えられます。

※効果には個人差がありますが、多くの方が実践を続けることで何らかの変化を実感されています。

どうやるの?子育てで役立つボディメカニクスの実践例

赤ちゃんや幼児を抱き上げるとき

  1. 赤ちゃんの近くまで行き、足を肩幅に開いて安定した姿勢をとる
  2. 背筋を伸ばしたまま膝を曲げてしゃがむ(腰を曲げない)
  3. 赤ちゃんを両腕で抱えて身体に近づける
  4. 腹筋に軽く力を入れながら、脚の力で立ち上がる(腰ではなく脚の力を使う)
  5. 立ち上がった後も赤ちゃんを身体の近くに保持する

ベビーカーや自転車に子どもを乗せるとき

  1. 子どものできるだけ近くに立つ
  2. 足を肩幅に開き、背筋を伸ばしたまま膝を曲げて子どもを抱える
  3. 子どもを身体に近づけた状態で、脚の力で立ち上がる
  4. 身体をベビーカーに近づけてから、子どもを乗せる
  5. 急な動きを避け、すべての動作をゆっくり行う

おむつ替えや沐浴をするとき

  1. おむつ替えの台は腰の高さになるよう調整する(低すぎると前かがみになる)
    ※床で行う場合はできるだけ近づく
  2. 足を肩幅に開いて安定した姿勢をとる
  3. なるべく前かがみにならず、必要なら膝を軽く曲げて高さを調整する

これらのボディメカニクスの動きは、体の軸が整っているとはるかに実行しやすくなります。体の軸が整うと、自然と正しい姿勢や動きが身につき、子育ての様々な動作が楽になります。

ボディメカニクスの基本原則をママ向けにわかりやすく解説

ボディメカニクスには基本の8原則というものがありますが、難しい専門用語は抜きにして、日常で実践しやすいように8つのポイントをご紹介します:

  1. 近づいて持ち上げる:赤ちゃんや荷物を持ち上げるときは、できるだけ体に近づけて。離れていると腰に7倍もの負担がかかります!
  2. 背筋はまっすぐ、膝を曲げて:腰を曲げるのではなく、膝を曲げてしゃがみ、背筋はまっすぐに保ちましょう。これだけで腰への負担が激減します。
  3. 大きな筋肉を使う:小さな腕の筋肉だけで抱き上げようとせず、脚の大きな筋肉を使いましょう。「脚の力で持ち上げる」イメージです。
  4. 安定した姿勢から始める:足を少し開いて立つと、安定感が増します。片足立ちでの抱っこは要注意!
  5. ねじらない:赤ちゃんを抱いたまま体をねじる動きは腰に大きな負担。体ごと向きを変えましょう。
  6. 動作はゆっくり滑らかに:急な動きは筋肉や関節に負担をかけます。特に寝起きのときは注意。
  7. 両手で持つ:片手だけで持つと体のバランスが崩れ、腰に負担。特に重い子どもは両手で持ちましょう。
  8. 事前に計画:「どうやって持ち上げるか」を一瞬でも考えてから行動すると、無理な動きが減ります。

具体的なよくあるシーンでのやり方

【床から赤ちゃんを抱き上げるとき】

  1. 赤ちゃんのすぐそばまで近づく
  2. 足を少し開いて安定した姿勢をとる
  3. 背筋をまっすぐに保ちながら、膝を曲げてしゃがむ
  4. 赤ちゃんを体に近づけるように抱き寄せる
  5. 脚の力を使ってゆっくり立ち上がる(腕の力だけに頼らない)

【ベビーカーや自転車に乗せるとき】

  1. ↑の抱き上げるときのように子供を抱き上げる
  2. できるだけベビーカー(自転車)に近づく
  3. 足を少し開き、片方の足を少し前に出す
  4. 膝を軽く曲げて、背筋はまっすぐキープ
  5. 体ごと子どもをベビーカー(自転車)に近づけて乗せる

【ベビーカーや自転車から降ろすとき】

  1. できるだけベビーカー(自転車)に近づく
  2. 体ごと子どもに近づいてベビーカー(自転車)から抱き上げる
  3. 地面まで降ろす場合は、背筋はまっすぐキープしたまま膝を曲げてしゃがんで降ろす
    ※立ったまま降ろす場合は、なるべく体幹部に近いところで降ろす

【チャイルドシートへの乗せ降ろし】

  1. 車のドアを全開にして、十分なスペースを確保
  2. できるだけ子どもと座席に近づく
  3. 膝を曲げて子どもと同じ目線の高さに
  4. 子どもを抱き、体に密着させる
  5. 体をひねらず、足の向きごと変えながら乗せる

これらの動きのコツは、「いつも意識する」ことで少しずつ習慣になります。最初は意識的に行っても、すぐに自然な動きになりますよ。

体の軸ができるとさらに子育ての動作が楽になる

ボディメカニクスを実践しようとしても、子育て中は忙しかったり時間に追われていて「いちいち身体の使い方を意識していられない」というケースも多いでしょう。

そんな場合は「体の軸」を整えることをおすすめします。体の軸が整うと、わざわざ動作の手順を意識しなくても、体が自然と正しい動きを選ぶようになります。

重い荷物を持つとき、子どもを抱き上げるとき、自然と全身をうまく使って腰や肩に負担のかからない動きができるようになるのです。

そして、後ほど紹介しますがたった5秒で身体の軸が作れる方法があり、ちょっとした空き時間に一度整えておけば、しばらく軸がある状態を維持できます

体の軸が整った状態でボディメカニクスを実践すると、その効果は何倍にも高まります。「意識して行う動き」だけでなく「無意識に行う動き方のベース」も整っているので、疲れにくさや動きやすさが格段に向上します。

特に子育ては毎日何十回も同じ動作を繰り返すもの。体の軸を整えるちょっとした習慣が、腰痛や肩こりに悩まされない子育て生活への大きな一歩になるかもしれません。

なぜ体の軸が整うと身体が楽になるの?

体の軸が整うと抱っこなどの子育て動作が楽になるのはなぜでしょうか?

整体の視点から考えると、主に3つの理由が考えられます:

  1. 全身を使った効率的な動き:体の軸が整うと、脚の力が上半身にスムーズに伝わります。これにより、腕や腰や肩だけに負荷がかからず、脚や体幹の大きな筋肉を使って子どもを抱き上げることができるようになります。
  2. バランスの向上:体の軸が整うことで、子どもを抱いた時の重心のブレが少なくなります。これにより、特定の筋肉(特に腰回り)に負担が集中せず、全身で体重を支えられるようになります。
  3. 動きの自然な流れ:体の軸が整うと、しゃがむ・持ち上げる・立ち上がるといった一連の動作が滑らかになります。無理な姿勢や急な動きが減ることで、腰への急激な負担が軽減されます。

※こちらはあくまで個人的な推察になります

子育ては長い道のり。その間、子どもはどんどん成長して重くなります。体の軸を整え、正しいボディメカニクスを身につけることは、子育て期間全体を通じての「腰の保険」となるでしょう。

体の軸を簡単に作れるイス軸法

「体の軸」と聞くと、難しいエクササイズや時間のかかるトレーニングを想像するかもしれませんが、実は非常に簡単に作ることができる方法があります。

それが「イス軸法」です。

イス軸法とは、整体と武術の技術を応用して、誰でも簡単に体の軸を作ることができる特殊な方法です。忙しい子育て中の親でも無理なく行えるよう設計された、たった5秒の簡単な動作です。

基本的なイス軸法のやり方:

  1. 椅子に浅く腰掛けてリラックスする
  2. お辞儀をしながらおしりを浮かせる
  3. ゆっくり起き上がる

これだけです。この単純な動きの中に、体の軸を整えるための重要なポイントが含まれています。朝起きたとき、子どもを抱き上げる前、腰に疲れを感じたときに行うことで、子育て動作が格段に楽になる可能性が高まります。

子育ての腰痛や疲れから解放される体験をしてみませんか?

こんな抱っこも体軸があれば楽々できる

ただし、イス軸法は「やり方」だけでなく、「体験」することが最も重要です。より効果的に活用するためのポイントがあります。

「子どもの抱っこでの腰痛を減らしたい」
「授乳姿勢による肩こりを軽減したい」
「子育ての身体的な疲労を少なくしたい」

そんな方には、インストラクターの指導のもとで正しく行う「イス軸法体験会」がおすすめです。体験会では、安全な方法はもちろん、ご自身の体の変化を確認し、子育て生活に取り入れる方法を学ぶことができます。


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※育児中の方のために、お子様連れでの参加も歓迎しています。
※「子育てが何倍も楽しくなった」「腰痛が消えた」という喜びの声が多数寄せられています。

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