新生児~2歳児まで!子供の抱っこが楽になる抱き方と姿勢のコツ

新生児~2歳児まで!子供の抱っこがずっと楽になる姿勢とは 子育てを楽にするコツ

毎日続く子供の抱っこ、もうクタクタ…腰や肩が痛くてツラい、少しでも楽になる姿勢ってないの?と悩んでいませんか?

この記事では、新生児から2歳頃までの月齢・年齢に合わせた、子供の抱っこで楽になる姿勢をご紹介します。

抱っこによる身体の負担を軽減し、肩や腰の痛みを予防しながら、赤ちゃんとの大切な時間をより快適に過ごしましょう。

子供の抱っこで疲れる原因

子供の抱っこは親にとって幸せな時間ですが、長時間になるとどうしても疲れてしまいますよね。体重増加だけが原因と思われがちですが、実は様々な要因が重なっているのです。

体重増加だけが原因じゃない!子供の抱っこが辛くなる理由

だっこ紐を使っていても、赤ちゃんの体重増加は体に負担がかかります。新生児期は数kgでも、1歳、2歳と成長するにつれて10kgを超えることも。この重さを支え続けるのは、想像以上に大変です。

また、だっこの時間も大きな要因です。赤ちゃんがぐずってなかなか泣き止まなかったり、寝かしつけに時間がかかったりすると、だっこする時間が長くなり、疲れも蓄積されます。特に、首が座っていない時期や、だっこでしか寝てくれない時期は負担が大きくなります。

さらに、赤ちゃんの姿勢も重要なポイントです。赤ちゃんが反り返ったり、足をバタバタさせたりすると、だっこする側のバランスが崩れやすく、余計な力が必要になります。また、赤ちゃんが大きくなるにつれて動きも活発になるので、だっこする側の負担も増えます。

間違った抱き方で起こる腕・肩や腰の不調

間違った抱き方を続けると、体に様々な不調が現れる可能性があります。肩こり、腰痛、腱鞘炎などは、子供の抱っこによる代表的な体の不調です。特に、猫背になったり、腕だけで赤ちゃんの体重を支えたりするなど、無理な姿勢で子供の抱っこを続けると、体に大きな負担がかかります。

体の部位起こりうる不調症状
肩こり肩の痛み、重さ、だるさ、頭痛
腰痛腰の痛み、しびれ、違和感
手首腱鞘炎手首の痛み、腫れ、動かしにくさ
背中背中の痛み背中の張り、痛み、違和感
首こり、ストレートネック首の痛み、こり、頭痛、吐き気

上記の不調は、子育て全体の負担を増大させ、産後のママの体力回復を妨げることにも繋がります。また、骨盤の歪みにもつながる可能性があり、体型の変化や便秘などの原因となることもあります。正しい抱っこ姿勢を身につけることは、ママの健康を守るためにも重要です。

子供の抱っこが楽になる姿勢のポイント

抱っこ紐を使う、使わないに関わらず、子供の抱っこには、いくつかの正しい抱き方のポイントがあります。これらのポイントを意識することで、腕・肩や腰など体への負担を軽減し、長時間の抱っこも楽になる姿勢を保つことができます。

赤ちゃん(新生児)の重心を意識する

赤ちゃんや子供の重心は大人よりも高い位置にあります。抱っこする時は、この重心を意識することが大切です。子供のお尻を自分の重心に近い位置に持ってきて密着させることで、体感重量が軽くなり、子供の抱っこが楽になる姿勢になります。子供を自分の身体から離して抱っこすると、重心が不安定になり、腕や腰に負担がかかりやすくなります。

自分で楽になる正しい姿勢を見つける

猫背や反り腰になると、体のバランスが崩れ、子供の抱っこが大変になります。背筋を伸ばし、肩の力を抜いてリラックスした正しい姿勢を保つことがポイントです。あごを引いて、視線をやや斜め上にすると、自然と背筋が伸ばしやすくなります。また、コアを軽く意識することで、腰への負担を少なくできます。

だっこ紐で楽になる姿勢を保つ

だっこ紐を使用する場合は、正しく装着することが非常に重要です。だっこ紐の説明書をよく読み、正しい使い方をマスターしましょう。装着が緩すぎると子どもがずり落ちたり、体に負担がかかったりします。逆にきつすぎると、子どもも苦しく、血行が悪くなる可能性があります。子供の月齢・年齢に合った抱っこ紐を選び、適切な位置で装着することで、抱っこ紐の効果を最大限に発揮できます。また、定期的に装着位置やベルトの締め具合を見直し、快適さを確保することも大切です。

抱っこ紐装着時のポイント

ポイント詳細
肩ベルトの調整肩ベルトは、肩に食い込まない程度にしっかりと締めましょう。肩甲骨が軽く寄る程度が目安です。
腰ベルトの位置腰ベルトは、骨盤の高い位置に装着しましょう。腰骨にベルトがかかると、ずり落ちやすくなります。
子供の位置子供は、抱っこ紐の中で自然なM字開脚姿勢を保てるようにしましょう。
バックルの確認すべてのバックルがしっかりと留まっているか、必ず確認しましょう。

だっこの種類に適した姿勢を意識する

だっこの種類によって、適した姿勢が異なります。それぞれの抱っこに合った正しい姿勢を意識することで、負担を軽減し、より楽になる姿勢で抱っこすることができます。

抱っこの種類と適した姿勢

抱っこの種類適した姿勢ポイント
ヨコ抱き腕を添えて赤ちゃんの頭を支え、赤ちゃんの身体を密着させる。赤ちゃんが丸くなるような姿勢を意識し、重心を安定させる。
コアラ抱き赤ちゃんの頭を胸に密着させ、腕でしっかりと支える。赤ちゃんの背中を丸めるように意識し、Cカーブを保つ。
タテ抱き赤ちゃんの頭を肩に乗せ、身体を密着させる。赤ちゃんの重心を自分の身体の中心に近づける。
前向き抱っこ赤ちゃんの身体をしっかりと支え、前方に傾かないように注意する。赤ちゃんの足がM字開脚になっていることを確認する。
おんぶ子供を背中に密着させ、おんぶ紐でしっかりと固定する。子供の重心が自分の重心と一致するように意識する。

これらのコツを意識し、自分に合った抱っこの方法を見つけることで、長時間の抱っこも楽になります。また、抱っこ紐を使用する場合は、複数の種類を試着し、自分に合ったものを選ぶことが大切です。自分に合った抱っこ紐を見つけ、正しく使用することで、育児をより快適に楽しむことができます。

安全に抱っこするための注意点

抱っこ時に避けるべきNG行動

抱っこは子供との大切な触れ合いの時間ですが、安全を確保するためにはいくつかの注意点があります。まず、だっこ中に急に立ち上がったり歩き出したりしないことが重要です。不意の動作は子供を不安定にし、転倒や事故のリスクを高めます。

また、片手でだっこしたまま荷物を持ったり、電話をすることも避けましょう。これにより、子供を支える力が弱まり、バランスを崩す可能性があります。さらに、子供を高い位置に持ち上げる時は特に注意が必要です。無理に高く持ち上げると、子供が頭をぶつける心配があります。

最後に、だっこしたまま長時間同じ姿勢でいることも良くありません。体に負担がかかり、疲労が蓄積されると安全にだっこを続けることが難しくなります。定期的に体勢を見直すことで、親子ともに快適に過ごすことができます。これらのNG行動を避けることで、子供も親も安全で楽しいだっこの時間を過ごせるようになります。

まとめ

まとめ

新生児から2歳頃までの子供をだっこする際、楽になる姿勢について解説しました。抱っこ紐を使う上で重要なのは、子供の月齢・年齢に合った抱っこ紐を選び、正しい仕方で装着することです。また、抱っこする際のフォームにも気を配り、子供の重心を意識しながら、自身の姿勢も正しく保つことで、身体への負担を軽減できます。

新生児期には、横抱きやコアラ抱きがおすすめです。「スリング」や「ベビービョルン 抱っこ紐 MINI」など、新生児に適した抱っこ紐を選びましょう。首がすわってきたら、縦抱きや前向き抱っこができるようになります。「エルゴベビー ADAPT」や「ベビービョルン 抱っこ紐 MOVE」などがおすすめです。1歳頃からはおんぶも可能になり、「ナップナップ BASIC」などがおんぶに適しています。

それぞれの抱っこの仕方にはメリット・デメリットがあります。子供の成長に合わせて最適な抱っこ紐と抱き方を選び、安全で快適な抱っこを心がけましょう。

タイトルとURLをコピーしました